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奉仕活動から会員拡大
そして新クラブ結成へ
GATエリアリーダー 識名安信

ライオンズクラブの原点は「We Serve」、奉仕にあります。私はGATエリアリーダーとして活動する中で、魅力ある奉仕こそが新しい仲間を生み、新しいクラブをつくる力になると実感しています。
今、私が沖縄で取り組んでいるのが、子どもの貧困対策に特化した新しいライオンズクラブの立ち上げです。沖縄県は全国でも子どもの貧困率が高い地域の一つであり、この地域課題に対して、ライオンズとして何ができるのかを考え、まず「行動すること」から始めました。
毎週土曜と日曜の昼にはこども食堂を開催しています。そこでは食事を提供するだけではありません。子どもたちが安心して過ごせる居場所をつくり、食事をしながら学校のことや友達のことなど、何気ない会話を交わします。また、食料支援の一環として企業からの協賛をいただいて那覇市内の公園で炊き出しを行い、子ども祭りなども実施。子どもたちが笑顔になれる活動にも取り組んでいます。
活動を続ける中で、私は大切なことに気付きました。子どもたちの笑顔を見ることが、活動する私たち自身の喜びになっているということです。そして、その奉仕の現場には、自然と新しい仲間が集まってきます。
「こんな活動なら自分も参加したい」「子どもたちのために何かしたい」
そうした思いから活動に参加する人が増え、その中からライオンズクラブへの入会を希望する人が生まれています。そして現在、この奉仕活動を核として、協賛企業を中心に一つの新しいライオンズクラブを結成しようとしています。
私は、これこそが本当の意味での会員拡大ではないかと思います。会員を増やすために奉仕をするのではなく、必要とされる奉仕を続けた結果、共感する仲間が増え、その仲間と新しいクラブが生まれる。これが、ライオンズが本来目指すべき姿ではないでしょうか。
日本は地震、台風、豪雨などさまざまな自然災害と常に向き合わなければならない国です。だからこそ、災害支援を「災害が起きた時だけの活動」とするのでなく、平時から、今期新設された災害支援委員長、GST、GMT、GET、GLT、WYPT、LCIF、地区、クラブが情報を共有し、発災時には迅速に連携して行動できる組織を作っておく必要があります。
発災直後から、LCIFの緊急援助交付金プログラムを通じて資金面の支援を受け、被災地域のライオンズと連携した活動を行います。そして、全国のライオンズの仲間が被災地に集い炊き出しなどの救援活動を実施します。私自身、東日本大震災、西日本豪雨災害、熊本地震の被災地に入り、炊き出しなどの支援活動を経験してきました。現地で感じた人の役に立つ喜び、そして仲間と共に汗を流す感動が、現在の奉仕活動の源になっています。
災害支援も子どもの貧困対策も、根底にあるのは「困っている人に寄り添い、必要な場所へ自ら足を運んで行動する」という奉仕の心です。マーク S. ライオン国際会長が掲げる「奉仕に根差して」とは、まさにこのことではないでしょうか。地域の課題を見つけ、まず自分たちが動く。そして、その活動に共感する仲間を増やし、さらに大きな奉仕へと発展させていく。
そのためには、GSTとGMT、GET、GLT、WYPTが一体となって取り組むことが重要です。GSTが「奉仕の種」をまき、LCIFの資金がその奉仕に力を与え、その他のGATのチームがその種を「仲間と組織の力」に育てる。
地域に最も必要とされる奉仕活動の実践を通じて人と人をつなぎ、会員拡大、新クラブ結成へとつなげる。「奉仕→共感→会員拡大→新クラブ結成→さらに大きな奉仕」という好循環をつくることです。この循環を作ることが、奉仕に根差した行動と言えるのではないでしょうか。「奉仕に根差した行動」を実践することがGATの使命だと確信しています。
2026.10更新(GATエリアリーダー/識名安信<沖縄県・八重山ライオンズクラブ>)

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