取材リポート 地域の絆を深め
笑顔あふれる浜辺の体験会

地域の絆を深め 笑顔あふれる浜辺の体験会

5月30日、鳥取市賀露町の西浜海岸で、鳥取砂丘ライオンズクラブ(田嶋広美会長/42人)が主催する「砂であそぼう体験会」が開かれた。

青空の下、地域の人々と共に汗を流し、大いに盛り上がった体験会の様子を報告したい。

鳥取砂丘ライオンズクラブは、2003年の結成15周年を機に青少年健全育成事業「輝く青少年を考える会」を立ち上げた。市内中学校の生徒会役員が参加してワークショップを行い、好評を得て15回にわたり継続したが、教育現場の諸事情で惜しまれつつも中止となった。

そこで、未来ビジョン委員会が新たな奉仕活動を模索。クラブの名称にもある「砂丘」にちなんだ試みとして企画されたのが、今回取材した体験会だ。夏には海水浴場として多くの市民でにぎわう海岸を参加者全員できれいにし、美しくなった砂浜でゲームや競技を体験して楽しもうという催しだ。

当日は午前9時の受付開始と同時に「ビーチクリーン」が始まった。参加者全員で浜辺の清掃を行い、SDGsの目標の一つである「海の豊かさを守ろう」の活動を実践した。

清掃後、9時45分からはいよいよ体験会がスタート。砂浜という特設会場で用意されたのは、次の3種目だ。
・キックサンドゴルフ:ボールを足で蹴り、3打でホールに入れることを目指す競技
・モルック:合計50点ピッタリを目指して木の棒を投げる、話題のスポーツ
・砂山くずし:砂山に立てた棒を倒さないように砂を取り合う、昔ながらの白熱するゲーム

体験会は近年の温暖化による熱中症対策に最大限の注意を払いながら運営され、砂浜には楽しそうな歓声が響いた。クラブが普段から交流を深めている「鳥取手をつなぐ育成会」も参加し、皆に心から喜ばれる充実した時間となった。

また、会場にはソース焼きそばを提供するキッチンカー「つばさ」や、小児がん治療支援のための「レモネードスタンド」も出店し、イベントを温かく彩った。
 

鳥取砂丘ライオンズクラブは令和に入ってから多くの新会員を迎え、会員の若返りが進み、元気はつらつと精力的な奉仕活動を展開している。会員同士が気軽に冗談を言い合える風通しの良さと楽しい雰囲気がクラブの自慢だ。地区年次大会やオセアルフォーラムなどの行事にも積極的に参加する会員が多く、日々ライオニズムを育んでいる。

本事業の他にも、今年で24回目を迎えたチャリティバザーには全会員が一致団結して取り組み、災害支援に役立てるなど、社会への貢献を続けている。
 
美しくなった砂浜と地域の人々の笑顔は、私たちライオンズにとってかけがえのない大きな喜びである。奉仕活動の原動力を再確認するすばらしい一日となった。

2026.07更新(取材:336複合地区ライオン誌日本語版委員/山田隆嗣〈岡山県・津山衆楽ライオンズクラブ〉)