獅子吼
Roots35
原点を見つめ未来へつなぐ
小林 彰(新潟県・長岡長生LC)

私は1991年のクラブ結成時から在籍するチャーターメンバーとして、長岡長生ライオンズクラブの35年の歩みを見続けてきました。結成35周年を迎えた今年、これまでの歴史を振り返ると共に、次の時代へ何を残し、何を変えていくべきかを考える一年にしたいという思いから、テーマを「Roots35」と定めました。
周年事業というと、記念式典や祝賀会を思い浮かべる方も多いかもしれません。これまでは私たちも5年ごとに式典を開いて祝ってきました。しかし今回は形式的な周年行事を行わず、クラブの原点を見つめ直し、未来につながる組織づくりと活動の取捨選択に取り組むことを選択しました。

さかのぼること35年前、長岡長生ライオンズクラブは地域社会への奉仕を志す仲間たちによって結成されました。以来、多くの先輩方が築き上げてきた奉仕の精神と仲間との絆は、今日まで脈々と受け継がれ、クラブの大きな財産となっています。
一方、社会や地域を取り巻く環境は35年の間に大きく変化しました。地域課題は多様化し、人々の価値観や生活様式も変わっています。ライオンズクラブに求められる役割も、時代と共に変化していることを実感しています。当クラブにはこの3年間で51人の新しい仲間が加わり、会員数は124人(正会員122人、家族会員2人)となり、その構成も大きく変化しました。だからこそ、「今、長岡長生ライオンズクラブに求められるものは何か」を改めて見つめ直す必要があると感じました。

委員会活動や例会、理事会などを通じて議論を重ねる中で、私たちが目指したのは「シンプルなクラブ運営」です。伝統や慣習を大切にしながらも、目的が見えにくくなっているものは見直し、本来あるべき奉仕活動や会員同士の交流に、より力を注げる環境づくりを進めてきました。デジタルツールを活用したクラブ運営の合理化と会員の負担軽減もその一つです。
Roots35とは、単に過去を振り返ることではありません。創立当時の志に立ち返りながら、これからの時代にふさわしいクラブの姿を考えることです。結成時の先輩方が大切にしていたのは、地域への奉仕と仲間との絆でした。その本質は35年を経た今も変わりません。

私たちは周年を祝うことを目的とするのではなく、これから先の35年を見据えながら誰もが参加しやすく、継続しやすいクラブづくりを目指して歩みを進めるべきと考えます。6月16日の35周年記念例会はクラブ会員のみで開催し、歴代会長、モナークシェブロンの表彰を行い、皆で祝福しました。
35周年の一年を通じて改めて感じたのは、長岡長生ライオンズクラブにとって最も大切なのは形式ではなく、人と人とのつながり、そして地域を思う心であるということです。これからも結成当初の精神を大切に受け継ぎながら、時代に合ったシンプルで活力あるクラブ運営と奉仕活動に取り組み、地域と共に歩み続けてまいります。
2026.06更新(会長/小林 彰)

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