獅子吼
奉仕の未来を創る挑戦
アイデアコンテスト
橋塲一貴(岐阜デイトナLC)

奉仕の未来を創る。岐阜デイトナ ライオンズクラブの挑戦
「我々の活動は、もっと大きな価値を生み出せる」
私たち岐阜デイトナ ライオンズクラブはその思いを胸に、既存の枠組みにとらわれない新しいライオンズクラブの姿を追求しています。
掲げるテーマは「健康」と「環境」。そして、その活動を一過性のものではなく、未来へつながる持続可能な取り組みにするために必要なのが「知恵」と「行動力」です。私たちは会員一人ひとりが持つ経験、人脈、アイデアを結集し、新たなビジネスや価値を創出する「チャリティーバレー構想」を推進しています。そこで生み出された利益の一部を社会へ還元し、地域や社会の課題解決につなげていきます。
ただ資金を集めるのではなく、社会課題を解決することで新たな価値を生み出し、その成果を社会貢献へと循環させる。そんな新しいライオンズクラブの形を実現し、私たちは「LCIF寄付額世界一」を目指しています。
今回開催した「デイトナアイデアCONTEST」は、その大きな挑戦の第一歩となるアクティビティです。

社会課題を「価値」に変えるアイデアが集結
5月9日、岐阜デイトナ ライオンズクラブの活動拠点である美濃加茂市「デイトナハウス」において、「デイトナアイデアCONTEST」を開催しました。当日は、企業経営者や地域関係者など総勢85人が来場。会場には、未来を変えるアイデアへの期待と熱気が満ちあふれていました。
本コンテストのテーマは、「社会や地域の課題を解決しながら、利益も生み出す仕組みを創造すること」です。地域に存在する課題を「問題」として捉えるのではなく、「新たな価値を生み出すチャンス」として捉える。その発想の下、会員企業による全8チームが独創的なアイデアを発表しました。
ライオンズクラブの運営を大幅に効率化し、事務作業の負担を70%削減することを目指す「スマートLIONアシスト」。
全国で増加する使用済み太陽光パネルに新たな価値を見いだし、将来発生が懸念される大規模災害時の防災資材として活用する「使用済み太陽光パネルに新たな価値を」。
その他にも、食、健康、環境、防災、資源循環など、さまざまな社会課題に挑む提案が披露されました。発表のたびに会場からは質問や意見が飛び交い、参加者同士の議論も白熱。「その発想はなかった」「ぜひ実現してほしい」という声が各所で聞かれ、会場全体が未来への可能性に包まれました。

最優秀賞は「熱中症撲滅プロジェクト」
数々のすばらしい提案の中で、最優秀賞に輝いたのは、株式会社Revo.Japanと中部国際医療センター循環器内科部長の髙橋茂清医師による「熱中症撲滅プロジェクト」でした。近年、猛暑の影響により熱中症は深刻な社会問題となっています。職場や現場、地域社会においても、その対策は急務となっています。このプロジェクトは、医療現場の知見と企業ネットワークを融合させることで、熱中症による健康被害を未然に防ぐ仕組みを構築しようとするものです。単なる啓発活動ではなく、企業や国、教育機関などを巻き込みながら社会全体で熱中症ゼロを目指すスケールの大きな取り組みとして高い評価を受けました。
「企業と従業員の二つの命を守る」
その明確な使命と実現性、そして社会への波及効果が審査員の心を動かし、見事最優秀賞に選ばれました。
本コンテストの審査員には、ライオンズクラブ国際協会の山田實紘元国際会長を始め、オリンピアン、地元選出の国会議員など各界を代表する5人をお迎えしました。それぞれの専門分野から鋭い視点で審査が行われ、発表者との質疑応答はまさに真剣勝負。社会貢献性、収益性、持続性、実現性など、多角的な観点から評価が行われ、発表者に対して数多くの激励と期待の言葉が贈られました。

ここから始まる、新たなMISSION
当日はテレビ局や新聞社など多くの報道関係者も来場し、デイトナアイデアCONTESTの様子を取材されました。会場に集まった誰もが感じたのは、「ライオンズクラブには、まだまだ大きな可能性がある」ということでした。
そして最優秀賞に選ばれた「熱中症撲滅プロジェクト」は、2026-27年度の岐阜デイトナライオンズクラブ最重要MISSIONとして正式採択されました。今後1年間、クラブメンバー全員が一丸となり、企業、国、地方自治体、医療機関、教育機関などとの連携を広げながら、熱中症による健康被害の削減に向けた活動を展開していきます。また、今回発表されたその他のアイデアについても、実現可能性を検証しながら事業化を進めていきます。
私たちが目指したのは、コンテストを成功させることではありません。社会課題を解決すること。地域に新たな価値を生み出すこと。そして、その成果を社会貢献へとつなげることです。
岐阜デイトナ ライオンズクラブは、「知恵で社会課題を解決し、その成果を社会へ還元する」という新たな奉仕のモデルを創り上げながら、健康と環境をテーマとした持続可能な活動を推進し、LCIF寄付額世界一を目指して挑戦を続けてまいります。
「未来を変えるのは、誰かではない。私たち一人ひとりの知恵と行動であると信じて」
(幹事/2024年入会/48歳)
2026.06更新

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