投稿リポート インクルーシブ
防災フェスティバル

インクルーシブ防災フェスティバル

一宮ライオンズクラブ(高橋敬会長/280人)では、市民に防災意識を高めてもらいつつ、災害時の「地域のつながり」の大切さを広く知ってもらうことを目的に、3月20日に一宮市尾西市民会館で「インクルーシブ防災フェスティバル」を開催。防災に関連するさまざまな催しを行った。

会館のホールで実施したのは、コンサート中に災害が起きたことを想定した「避難訓練コンサート」。実際に市内七つの高校が参加して吹奏楽や太鼓の演奏を楽しんでもらい、会館スタッフの協力を得て、全員で避難訓練を行った。

ロビーでは市民団体や協力企業による防災関連のブースを出展してもらい、来場者に体験や遊びを通じて防災について学んでもらった。中でもVR災害体験や妊婦の疑似体験をしながらの避難、ボッチャ体験などが多くの人の関心を集めていた。また、復興半ばの能登を支援する取り組みとして、特産品を購入することで被災地を応援できる「能登支援物産展」を開催。多くの方の協力を得ることができた。

屋外では、地震体験車「なまず号」で実際の揺れを体験してもらった他、自衛隊や消防の車両展示や制服体験、災害時にも役立つキッチンカーでの販売を実施。併せて献血活動も行った。また、近年イベントで見かけることが増えた謎解きイベントも同時開催。ロビーや屋外のあちこちに「ナゾ」を配置し、全ての謎解きをクリアした人に防災グッズのプレゼントを配布することで、来場者に会場内を巡って楽しみながら学んでもらえる仕組みを作った。

今回の事業は地元のイベント等に協賛・参加するのとは異なり、単一クラブとして非常に大きなイベントを主催するもので、企画・実行に当たっては数々の苦労があった。その一方で、若い会員が多い当クラブの特性をフルに生かし、皆で協力し合って一つの事業を作り上げたことで、メンバー全員が大きな達成感を得た。

当日は晴天に恵まれ、1,500人を超える来場者で会場は大盛況。家族連れを中心に子どもからお年寄りまで幅広い世代の人たちが、時に笑顔、時に驚き、時に真剣な表情で、防災について広く知る機会を作ることができたと感じている。

イベントのタイトルに付けた「インクルーシブ」には「誰もが参加できる」「みんなが助け合える」という意味がある。この日生まれた交流や学びが、市民の安全につながり、地域全体の力になることが、一宮ライオンズクラブ全員の願いである。

2026.03更新(アラート・環境保全委員長/豊島裕康)

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