投稿リポート 自衛隊の協力で
出前防災講座を実施

自衛隊の協力で出前防災講座を実施

2025年12月11日、福山東ライオンズクラブ(森本会長/62人)は、福山市立城北中学校(山口裕三校長)の2年生(生徒222人、教員15人)を対象に防災講座を実施した。

当日は自衛隊広島地方協力本部福山地域事務所(淺野弘美3等海佐以下6人)に協力を依頼。陸上自衛隊第46普通科連隊と第13通信隊による野外炊具車、野外通信システム、軽装甲機動車等の車両を展示し、生徒たちに簡易担架での搬送体験、ロープワーク体験、野外炊具でのカレー260人分の調理等の実演、体験喫食(自衛隊員と同じ食事をとること)をしてもらった。また、同校体育館で淺野所長による防災講話も行われた。

平成30年7月豪雨(西日本豪雨)では、福山市内でも市西部で多くの家屋が浸水し、ため池の堤防崩壊で死者が出るなどの被害が出た。将来予想される南海トラフの大地震でも、海岸部では防潮堤を超える高さの津波が発生する可能性が指摘されている。当クラブとして防災教育の重要性を認識していたところ、城北中学校の要請もあり、2023年から毎年、2年生を対象にした防災講座を実施してきた。

1回目は防災講話と担架、ロープワーク体験、2回目はそれに加えて戦闘糧食II型体験喫食(メニューはカレーを含めて21種類)を実施した。今回は陸上自衛隊が装備する野外炊具で調理したカレーの体験喫食、野外通信システム、軽装甲機動車の展示など盛りだくさんの内容となった。生徒たちは、普段目にすることのない車両等の展示や、野外炊具での調理に興味を持ち、体験搭乗には多くの生徒が列を作った。また、女性自衛官による野外炊具での調理と野外通信システムの説明を聞いた生徒たちは、いろいろな質問を投げかけていた。最後に行われた淺野所長(防衛大卒の女性)による最後の防災講話では「陸上自衛隊による災害派遣に係る活動」として実際の自衛隊の災害派遣活動について説明された後、家庭での災害への備えや、マイタイムライン(自分で災害の時どう動くか)、「自助」「共助」「公助」の意味等の説明をしていただいた。生徒の皆さんも、引率の先生も熱心に聞いていた。

最近、地震や山火事、水害と多くの自然災害が発生しており、いつ自分の身に降りかかってくるか分からない状況にある。今回の体験を通じて、生徒の皆さんに少しでも防災の経験値を上げてもらえたらいい。また、普段の生活の中では自衛隊を身近に感じることは少ないが、災害の時には頼れる存在であり、最近の世界情勢の中で国防の面でも自衛隊の存在が重要であるとの認識が広がっている。自衛隊の活動を知ることは、貴重な体験になったものと思う。

来年も実施を継続すると共に、市内の他の学校にも防災講座の学習の輪を広げていきたい。

2026.02更新(青少年健全育成委員会委員長/村上俊吾)

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