トピックス 地区の課題と向き合う
LMSEサミット

地区の課題と向き合うLMSEサミット

332-A地区(青森県/藤田鉄哉地区ガバナー)は、11月15日午後3時から、青森市の県観光物産会館アスパム会議室において、「LMSEサミットVol.1」と題する公開討論会を開催した。地区内クラブ3役と地区役員を対象として開かれたサミットの内容を報告する。

まず、「LMSE」とは何か。GAT(グローバル・アクション・チーム)内で活動する、GLT(L=指導力)、GMT(M=会員増強)、GST(S=奉仕)、GET(E=エクステンション)の四つを表すものだ。各チームは地区組織内において重要な役割を担い、正・副コーディネーターが配置されている。今年度の地区目標の達成に向けて地区内メンバー一丸となって邁進するよう、サーバントリーダーである地区ガバナーが理解と協力を要請するため、それぞれの方向性や疑問点・問題点を明確化し、かつ連携と情報共有を図り、解決への道筋や事例を示すことが、このサミットの目的であると理解した。

藤田地区ガバナーからは、出席者に対する感謝と開催準備に奔走した地区役員ヘの慰労の言葉に続き、地区目標と現状の進捗(しんちょく)状況を網羅し、厳しい中にもユーモアを交えたあいさつがあり、「貴重な時間がより充実したひとときになるよう、この場において学び・情報共有し、実践の思いを強くできることを願う」と結んだ。

藤田地区ガバナーによるあいさつ

次に、菅野文吉332複合地区GETコーディネーターによる「332複合地区における会員増強及びクラブ結成の取り組みの現状について」と題した講演が行われた。「地球温暖化や気候変動、頻発する災害、地域の人口流出など、社会問題や地域が抱える課題が山積し、奉仕のニーズは高まるばかりであるが、クラブ数・会員数とも依然厳しい状況にあり、会員増強・エクステンションは急務である」と話した。そして、「ライオンズクラブの空白地域にスペシャルティクラブ、クラブ支部、バーチャルクラブ等を結成する努力を継続しなければならない」と述べ、奉仕の仲間に加わるよう訴えていくことの重要性を説いた。

事例報告では、弘前栄ライオンズクラブの杉間修一幹事から「ひとつの想いが地域をうごかす」のテーマでスペシャルティクラブ結成までの経緯について発表があった。ガイディングライオン・セミナー受講、新クラブ結成ワークショップを経て「ライオンが好き」の意識を持って意欲と使命感を高揚して行動したこと、目的を「地域活性化」と明確化し、中核メンバーとなる人に複数回粘り強く、結成への声がけを続けたこと、そして結成後はSNSを有効に活用しながら、地域経済の活性化、観光・文化の発展を目指して、数十年ぶりに「かじまち祭り」の復活を成し遂げたことを語り、次世代へ継承するべく、会員の維持・拡大・信頼関係構築に努めるとした。

パネルディスカッションは2部構成で、第1部は田頭初美第一副地区ガバナーがファシリテーターを務め、GMT、GET各コーディネーターと、今期著しい会員増強の成果を上げている黒石烏城ライオンズクラブの桜庭仁会長をパネリストとし、「会員増強の必要性」「新クラブ結成の重要性」について意見を交換した。会員増強の秘訣(ひけつ)としてクラブ周年に向けた複数年にわたる根気強い勧誘などが挙げられた。従来の経営者のみならず、会社員、主婦、学生などに幅広い声がけをし、また、シニア層や元会員に対しても世代を超えた交流やライオニズムの再燃、奉仕活動の意義を訴えることで、入会の可能性があると、貴重な経験が述べられた。

2部はGLT、GST、WYPT各コーディネーターがパネリストを務め、木村知紀第二副地区ガバナーが意見を導く形で進められ、「クラブのリーダーシップ」「活性化クラブ」のテーマで、A.P.シン国際会長が推進する奉仕週間や、レモネードスタンドの起源、LCIF交付金を活用した事業の拡大、チームリーダーの理想像などについて、有意義な意見交換・情報提供を得た。

最後に、藤田地区ガバナー、菅野複合地区GETコーディネーターが総評を述べ、閉会となった。

2025.12更新(取材:332複合地区ライオン誌日本語版委員/岡田殉〈青森県・五所川原ライオンズクラブ〉)