投稿リポート 50年以上続く
里親制度啓発活動

50年以上続く里親制度啓発活動

大阪曽根崎ライオンズクラブ(高山美佳会長/15人)は、公益社団法人家庭養護促進協会大阪事務所の活動趣旨に賛同し、50年以上にわたり春の児童福祉月間及び秋の里親月間に街頭キャンペーンを継続している。子どもたちの健やかな成長を願い、里親制度の理解を広げることを目的とする活動だ。

今年も秋の里親月間に合わせた10月6日、大阪市北区のJR大阪駅周辺で、子ども向けのおもちゃを添えた趣意書を配布した。この活動は毎回新聞に掲載され、時にはテレビで紹介されるなど、広く社会への啓発につながっている。

毎年「どんなおもちゃなら手に取ってもらえるか」「何個準備するか」をメンバーが話し合って検討。警察署へ道路使用許可を申請し、活動場所を確定する。メンバーは事前に会員の事務所に集まり、趣意書がよく見えるように、またおもちゃが外れないようにセロハンテープで丁寧に取り付ける。配布する趣意書はクラブが独自に作成・寄贈するもので、活動に込めた当クラブの思いを凝縮したものだ。こうした準備そのものが、メンバー同士の友情を深める良い機会となっている。

当クラブは事務局員を置かず、メンバーが分担して運営を支えることも特徴で、入会金や会費を抑え、奉仕を第一に活動している。若い世代の入会も少しずつ増えており、今後も地域と共に支え合う社会づくりを目指して活動を続けていきたい。

2025.10更新(理事/難波啓祐)

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