投稿リポート
受け継いだ少年野球大会
地域と共に新たな一歩
熊本県・阿蘇ライオンズクラブ
#青少年支援

8月8、9日、熊本県阿蘇市の阿蘇農村公園あぴか多目的グラウンドにおいて、阿蘇ライオンズクラブ(矢羽田主会長/45人)主催の「第1回阿蘇ライオンズクラブ旗争奪少年軟式野球新人大会サマーフェスタ」が開催された。大会本部とは数カ月前から打ち合わせを重ね、会長を始め、メンバー総出で大会の準備を進めてきた。
この中学生を対象とした野球大会は、同じ5ゾーンのクラブであった阿蘇一の宮ライオンズクラブが長年にわたり主催してきた。しかし、一昨年、クラブが解散したことで大会の継続が危ぶまれ、大会本部は新たなスポンサー探しに奔走していた。少子化により、地域の少年スポーツ大会が次々と減少する中、「何とか大会を続けたい」という大会本部の強い思いに心を動かされ、阿蘇ライオンズクラブが大会を引き継ぐこととなった。

ところが、大会を目前に控えた7月には令和8年熊本地震が発生し、熊本県南部を中心に甚大な被害が出た。当初参加を予定していたチームの辞退もあり、開催そのものが危ぶまれた。それでも関係者の努力が実を結び、県内外から8チームが参加。無事に大会を開催することができた。試合はトーナメント方式で行われ、選手たちは最後まで諦めないプレーを繰り広げ、グラウンドでは手に汗握る熱戦が続いた。
残念ながら地元チームは、決勝まで勝ち進むことができなかったが、さすがに決勝戦、両チームの実力は拮抗(きっこう)し、5回まで両者無得点となり、見ごたえのある試合運びに。迎えた6回表、ヒットを皮切りに一挙3点が入り、試合が決まったかと思われた。しかし、相手チームも最後まで諦めなかった。その裏、一挙4点を奪って逆転し、見事に第1回大会の優勝を決めた。一度は開催が危ぶまれた大会だったが、グラウンドを駆ける少年たちのはつらつとしたプレーと笑顔に、開催できた喜びを改めて感じた。

歴史ある大会を地域の力で受け継ぎ、新たな一歩を踏み出した今回の大会。阿蘇ライオンズクラブは、「We Serve(われわれは奉仕する)」の精神の下、青少年の健全育成と地震からの復興に向け、これからも地域と共に歩んでいく。
2026.08更新(会計/西本貴志)
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