投稿リポート 子どもたちに
防災意識を育む教室

子どもたちに防災意識を育む教室

地域一体となって子どもたちの防災意識を育てようと、岩村ライオンズクラブ(熊崎勝広2025-26年度会長/16人)は6月22日、会員の所属地域にある恵那市立岩邑小学校と恵那市立上矢作小学校の2校で、小学生を対象とした防災教室を初めて開催した。両校の児童計213人が参加し、各種訓練や体験活動を通じて、災害時に命を守るための具体的な行動や備えの大切さを真剣な表情で学んだ。

教室は、江崎禎英岐阜県知事が熱心に進める防災施策の姿勢に、当クラブの熊崎会長が深く感銘を受けたことから企画が立ち上がった。「地域の安全・安心を守る第一歩は、次世代を担う子どもたちへの啓発から」との熊崎会長の発案により、官民が連携した実践的なカリキュラムが実現した。

開催に当たっては、自衛隊岐阜地方協力本部恵那地域事務所や自衛隊OB、恵那市消防本部岩村消防署、恵那県事務所振興防災課、恵那市危機管理局防災課など、地域の防災を担う諸団体が全面協力。専門的な物資の提供だけでなく、隊員や署員らが直接指導に当たる本格的な態勢が敷かれた。

当日は、災害の恐ろしさと備えを伝えるビデオ放映や、自衛隊員による生の声を交えた分かりやすい解説が行われた。さらに校庭には自衛隊の73式小型トラック(パジェロ)が展示され、子どもたちの目を引いた。

続く防災訓練体験では、避難所生活を想定した「段ボールベッドの寝そべり体験」を始め、身近な資材を活用する「簡易担架づくりと搬送体験」、避難や救助・物資運搬の基本となるロープワーク「もやい結び」の3プログラムに挑戦。児童らは苦戦しながらも、声をかけ合いながら熱心に体を動かした。

岩邑小(児童数182人)では60分、上矢作小(児童数31人)では45分の教室がそれぞれ行われ、児童らは終始集中して取り組み、けがや体調不良者もなく無事に全日程を終えた。参加した児童からは「災害が起きた時に今回学んだことを生かしたい」「家族や周りの人にも教えてあげたい」といった頼もしい感想が聞かれた。

初の試みを大成功に導いた熊崎会長は「子どもたちの学びが家庭へと広がり、地域全体の防災意識が高まるきっかけになれば幸いです。今回の事業を通じて、日頃からの密な連携こそが、いざという緊急時に迅速な協力体制を築くための基盤になると改めて実感した。協力をいただいた各諸団体に心より感謝したい」と、今後の地域防災の連携強化へ向けて手応えを語った。

2026.07更新(2025-26年度幹事/服部紀史)