国際財団 2024-25年度
LCIF年次報告(抜粋)

2024-25年度LCIF年次報告(抜粋)
LCIFのサポートを受けたライオンズの支援で視力を取り戻したジョイスちゃんと両親

理事長メッセージ


ライオンズ、レオ、そして友人の皆様

今年度、皆様のLCIF理事長を務めさせていただいたことを心から光栄に思います。皆様の奉仕とご支援、そして人道的な使命感に基づく活動に感謝申し上げます。

これまでの私たちの歩みを祝い、ストーリーを分かち合い、今ある活動のエネルギーを未来に引き継いでいきましょう。

共に奉仕を


パティ・ヒル
2024–25年度ライオンズクラブ国際財団(LCIF)理事長



奉仕で希望を届ける


パティ・ヒル2024ー25年度LCIF理事長は、「ライオンズとレオは、粘り強さと共通の目的を持って世界的な課題に立ち向かっています。それは、人道奉仕を通じて地域社会に違いをもたらすことができると信じているからです」と述べています。このシンプルながらも力強い思いで、ライオンズとレオは人生を変える奉仕に取り組み、奉仕の機会を拡大するグローバルな財団を惜しみなく支援しています。

世界中のすばらしい寄付者のご支援により、LCIFは今期、8,000万ドルの拡大目標を超える実績を上げることができました。これらの寄付は地域コミュニティーが取り組む課題解決を支援し、助けを求める人々に希望を届けます。LCIFは、ライオンズの奉仕を届けるという私たちのミッションの実現に力を与えてくださる全てのライオン、レオ、クラブ、地区、複合地区、その他大勢の皆様からの温かいご寄付に御礼申し上げますと共に、皆様の継続的なご支援に心より感謝いたします。





世界各地でインパクトを与えた奉仕のストーリー


トルコ――腎臓病患者に希望を届ける
新型コロナウイルス感染症と2023年の大地震により、トルコでは慢性疾患が増加し、人工透析患者が急増しました。118-Y地区のライオンズは、マッチング交付金3万2,455ドルで3台の新しい透析機器と水処理装置を購入し、トルコ腎臓財団の透析能力の向上に貢献しました。財団ではこれまで年間700人の透析患者を治療してきましたが、新たな機器3台を導入したことにより、治療可能な患者数を更に100人増やすことができました。

カナダ――糖尿病治療をより多くの人々へ
カナダ・オンタリオ州の街、ファーガスにあるグローブズ記念地域病院の糖尿病患者たちは、より健康的な生活を送るための知識と支援を受けています。人口増加により、病院は治療を求める全ての患者を受け入れることができなくなりました。病院のリソースと能力を高めるために、ライオンズは「グローブズを応援するライオンズ」プロジェクトの一環として、5万ドルのLCIF糖尿病交付金を含む17万ドル強を寄付しました。今日、病院には新たに二つの保健室、二つの栄養ケア室、体育館、及び診療やグループ活動にも利用できる大きな診察室が設置されました。

アメリカ――少年司法制度にライオンズクエストを導入
ライオンズクエストの社会性と情動の学習プログラムは、全ての若者が持つ強みや経験を尊重して応援します。2022年、ジェローム・トンプソン元国際理事、ダニエル・エルキンス元地区ガバナーとシア・ニッケル元国際理事は、アメリカでは毎年70万人を超える青少年が法を犯して裁判を受けている実態を知りました。地域コミュニティーに貢献し、助けを最も必要としている人々に支援を届けるための努力の結果、少年司法制度にライオンズクエストを導入する初めてのパイロットプログラムが開始されたのです。保護観察下の青少年は、裁判所命令により、収監される代わりに16週間のライオンズクエスト特別コースに参加します。そして、彼らはライオンズクエストを通じて自分自身について学びます。

韓国――地域の人々に食事を届ける
354G地区のライオンズは、1,600ドルの地区及びクラブシェアリング交付金で、地域に暮らす高齢者、障がい者及び経済的困窮者に手作りキムチを届けました。キムチは韓国の食卓に欠かせませんが、手作りするのは大変です。ライオンズは材料を買い、キムチ作りを地域の一大イベントとして企画し、住民同士が気軽に分け合える大量のキムチを作りました。

ブラジル――公園のリノベーション
ブラジル・タナビの公園は長年放置され、改修が必要な状況でした。レオたちは1,985ドルのレオ奉仕交付金を活用し、市役所と協力してリノベーションに取り組みました。環境に優しい方法を採用し、地域固有の鳥や動物たちを呼び戻すために、在来植物を植えました。今ではLC6地区で約3,000人の人々に憩いの場を提供しています。

インドネシア――洪水の頻発に行動を起こしたライオンズ
2025年3月3日、インドネシア・ジャカルタの人々は、数日間降り続く雨を心配していました。洪水で氾濫した水は高さ3mに達し、家々は水没し、何千人もの避難民が発生しました。災害が発生してから数時間のうちに、ライオンズはLCIFに支援を求めました。307A1地区のライオンズは、1万5千ドルの緊急援助交付金で地域の被災者を支援しました。タオル、歯ブラシ、清掃用品などの日用品を集め、バケツ1,000個に仕分けして被災者に配りました。また、2,000人に米を配布し、緊急の食料援助を行いました。

インド――カストゥルバ病院のLCIFレクリエーション・ルーム
インド・マニパルのカストゥルバ医科大学の病院では、治療の放棄や拒否が長年の課題となっていましたが、特に遠くから治療に通わなくてはならない低所得層の小児がん患者で深刻な問題となっていました。通院しやすい環境整備に取り組む317-C地区を、LCIFは1万ドルの小児がん交付金で支援し、小児がん治療中の患者が楽しめるレクリエーションエリアを整備しました。地元のライオンズは小児腫瘍(しゅよう)内科近くの一角に新しく2部屋を作り、本やテレビ、教材を備えた学習室と、遠方から通院してくる子どもと家族のための快適な待合室を整備しました。地元の寄付者も本やおもちゃ、備品を提供して支援しました。

ザンビア――視力回復でジョイスちゃんに明るい明日を
ザンビア・ムンブワ県カユムウェユムウェに暮らす6歳の女の子、ジョイス・チクワマちゃんには、生まれつき右目にできものがあり、それは年を追うごとに悪化しました。カユムウェユムウェに暮らす多くの人々と同じように、彼女の両親も経済的な理由から子どもたちに治療を受けさせる余裕がありませんでした。幸いなことに、ライオンズ・エイド・ザンビア、末日聖徒チャリティーズ及びLCIFのパートナーシップにより、ジョイスちゃんはザンビア大学付属教育病院への紹介を受けられるようになりました。その結果、彼女の症状は表皮嚢腫(のうしゅ)と診断され、適切な治療と切除手術も無事行われました。術後は6歳の子どもらしく、明るく元気に過ごしています。おままごとやお絵かき、字を書くことなど、大好きな遊びを何の苦痛も感じることなく楽しんでいます。

アイスランド――子どもたちの聴力を守る
109-A地区ライオンズはマッチング交付金3万8,391ドルを使い、アイスランド国立視覚言語研究所が必要としている診断機器を購入しました。アイスランド国立視覚言語研究所は0歳から18歳までの子どもの診断と経過観察を行う聴覚クリニックを提供しています。資金不足により、聴力検査を提供することができなくなり、診察を待つ患者が増えてきていました。新しい機器の購入により、毎年1,000人の子どもたちに必要な検査を提供することができます。



寄付者の皆様への感謝


寄付者の皆様の揺るぎないご支援により、LCIFは世界中で意義ある変化を生み出し続けています。ぜひ寄付を通じて、地域コミュニティーに奉仕を届けるLCIFの活動にご参加ください。

LCIF.jpで2024–25LCIF年次報告書日本語版をご覧いただけます。LCIFを通じてライオンズの奉仕が世界にもたらしている変化をご確認ください。

2026.03更新(国際協会配信)

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ライオンズクラブ国際財団(LCIF)
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