投稿リポート 子どもの貧困と向き合う
献血奉仕

子どもの貧困と向き合う献血奉仕

沖縄結ライオンズクラブ(伊波雄介会長/28人)は、2025年に実施した「初詣献血」活動に引き続き、26年も1月2日及び3日の2日間、那覇市の奥武山公園鳥居側駐車場において初詣献血を実施した。

本クラブは子どもの貧困問題に特化したライオンズクラブとして発足し、単発的な支援ではなく、地域に根差した継続的な奉仕活動を重視している点が大きな特徴だ。毎週のこども食堂の開催を始め、経済的に困難な状況に置かれた家庭へのベビーミルク支援など、子どもとその家族の生活と健康を支える取り組みを継続して行ってきた。こうした活動を通じて見えてきたのは、子どもの健やかな成長を守るためには、食事や生活物資の支援だけでなく、医療体制そのものを支える取り組みも不可欠であるという現実である。その一つが献血活動であり、命を守る医療を根底から支える重要な社会貢献であると私たちは考えている。

沖縄県は、子どもの貧困率が全国的にも高い水準にある一方で、献血率は低い傾向にあるとされている。特に冬季は、寒さによる体調不良や感染症の流行、年末年始の生活リズムの変化などにより献血者数が減少しやすく、全国的にも血液が不足しがちな時期である。医療現場では安定した血液確保が常に求められており、この時期における献血活動の意義は非常に大きい。将来を担う子どもたちの命を守る医療を支えるためにも、地域全体で献血への理解と協力を深めていく必要があるとの思いから、25年に続き26年も本活動を継続して実施した。

献血は両日とも午前9時30分から午後4時30分まで行われ、2日間合計で受付者数は183人に上った。初詣や公園利用で訪れた多くの市民が足を止め、寒さの中でも献血に協力してくださり、会場には新年の始まりにふさわしい温かな善意の輪が広がった。

今回の活動で特に印象的であったのは、若いメンバーが多いという本クラブの特性を生かし、家族会員も積極的に参加した点である。クラブメンバーだけでなく、子どもを含めた家族単位で献血を呼びかける姿が多く見られ、子どもたちが社会貢献の現場に自然な形で触れる機会となった。子どもたちの姿は来場者の関心を引き、献血をより身近に感じてもらうきっかけにもなり、奉仕の心を次世代へつなぐという点においても大きな意義があったと感じている。

沖縄結ライオンズクラブでは、旧正月に合わせた炊き出し事業も予定している。この事業では、生活に困難を抱える人たちに対して温かい食事を提供するだけでなく、人とのつながりを感じてもらい、安心と希望を届けることを大切にしている。献血活動が医療を通じて命を支える奉仕であるならば、炊き出し事業は日常生活の中で心と体を支える奉仕であり、いずれも子どもたちと地域の未来を守るために欠かせない取り組みである。

今後も沖縄結ライオンズクラブは、こども食堂、ベビーミルク支援、献血活動、炊き出し事業といった活動を相互につなげながら、家族会員も一丸となって協力し合い、地域に寄り添った継続的な奉仕活動を展開していく所存である。

2026.02更新(幹事/伊澤礼訓)