国際財団
寄付の力
高額寄付者をたたえて
国際財団

困っている人々にエネルギー、時間、あるいは資源を捧げることは、世界中の多くの人の人生を変える力となる。ミリオンダラー・ドナーの皆さんは、ライオンズクラブ国際財団(LCIF)への寄付を通して、地域社会のために献身的に奉仕し、多くのライオンズにも同じように奉仕するよう促してきた。
ミリオンダラー・ドナーであるアルナ・アベイ・オスワル元国際理事は、彼女自身にとって寄付とはどういう意味を持つのかをこう振り返る。
「寄付はとても大切です。寄付によって、真の満足感が得られます。私たちは寄付という恵みを受けているのですから、地域社会と分かち合うのは良いことではないでしょうか? そして私の経験から言うと、LCIFは奉仕活動を行うための最高のプラットフォームです」
オスワル元国際理事夫妻(インド)とマグネット・リン元国際理事(台湾)
全ての寄付者には、その計り知れない寛大さの裏に、それぞれの物語があります。ミリオンダラー・ドナーのマグネット・リン元国際理事の物語は幼い頃に始まった。
「まだ10歳の頃、灼熱(しゃくねつ)の太陽の下、路上で困っている人々を助けている集団を目にしました。父からライオンズクラブの会員だと聞き、彼らの優しさに深く感動しました。その日、私は願い事をしました。自分もライオンズクラブの会員になり、彼らのように人々を助けたいと。今75歳になり、子どもの頃の夢をかなえ、42年間ライオンズクラブに所属できたことを誇りに思います」
オスワル元国際理事のLCIFでの歩みは、夫であるアベイ・クマール・オスワル師の言葉に感銘を受けたことから始まった。
「大切なのは、この世を去ってから天国に行くことではなく、この世を去る前に天国を創ることです。社会のために何かをすれば、世界中があなたに敬意を表します。これが私の人生の願いです」
彼の言葉は、オスワル元国際理事が地球規模で社会に貢献する最善の方法を模索するきっかけとなった。
「奉仕活動を拡大し、世界に影響を与えることができるプラットフォームに参加したいと思っていました。いろいろ検討した結果、LCIFこそが最適な財団だと気付きました」
LCIFは、寄付者の皆様に深く感謝し、LCIFの使命に対する意義深い貢献をたたえるため、人道支援パートナー・プログラム、リード・メジャードナー・プログラムの一環として、特別な表彰制度を設けている。
LCIFへの寄付は、視力低下の防止、小児がんの子どもたちへの緩和ケアの提供、飢餓に苦しむ人々への食料確保など、実にさまざまな活動に役立っている。リン元国際理事は語る。
「これらの資金が、自然災害の被災者支援、視力回復のための眼科クリニックの設立、次世代のリーダー育成のための青少年プログラムの支援にどのように使われているかを、私は直接目にしてきました。これは、一度きりの壮大な行動ではなく、世界で善の力となるための、着実で長期的な努力なのです。私たちが共に行うことは、単なる寄付以上のものです。それは真に人生を変える優しさの遺産なのです」
2025.11更新(国際協会指定記事 文/シェルビー・ワシントン)

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