編集室
皆さんとつながる
ライオン誌を目指して
ライオン誌日本語版委員会委員長 廣田晃一

ライオン誌日本語版は世界中のライオンズクラブの活動と精神を、日本の読者の皆さんに分かりやすく、心に響く形でお届けすることを使命としています。
世界200以上の国と地域に広がるライオンズクラブの仲間たちが、それぞれの地域社会で、視力保護、災害支援、青少年支援、環境保全など実に多様な奉仕活動に取り組んでいます。ライオン誌日本語版ではそうした国際的な取り組みや国際会長方針を日本語で紹介する一方、日本各地のユニークな奉仕活動や仲間を増やす活動の現状に光を当て、読者会員の皆さん、更には広く会員以外の方々とも共有していきたいと考えています。
今号も全国のライオンズクラブから寄せられた活動報告やインタビューを通して、地域に根ざした奉仕の姿をお届けしています。一つひとつの記事から感じられるのは、社会の中で必要とされるつながりを地道に、そして確かな手応えをもって築いているライオンズ会員の熱意です。
近年「誰一人取り残さない」というSDGsの理念が、企業や教育の現場などでも盛んに語られるようになりました。私たちライオンズクラブの活動は、その理念と深く重なり合うものだと改めて感じています。高齢者の見守りや子どもたちの居場所づくり、災害時の支援や地域清掃など、日々の活動はどれもが誰かのために少しでも役に立ちたいという尊い行為であり、それはやがて地域社会全体の安心や信頼へとつながっていきます。
ライオン誌の編集室には、日々さまざまな活動報告が寄せられていますが、その中にはメンバーの高齢化や地域の過疎化といった課題に向き合いながらも、新たな工夫や若い世代との協働を模索している様子がつづられています。変化の多い時代にあっても「We Serve」の精神は変わることなく、むしろより柔軟に、しなやかに地域に根付いています。そんな力強さを今号の記事からも感じ取っていただければ幸いです。
編集室ではこれからも、各種SNSの活用を通して奉仕の輪が更に大きくつながるお手伝いができればと考えています。今後とも取材の要望や投稿、ご意見、ご感想をお寄せいただけたらありがたいです。
2025.11更新(ライオン誌日本語版委員会委員長/廣田晃一<兵庫県・姫路中央ライオンズクラブ>)

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