投稿リポート サッカーフェスティバルで
低学年に出場機会を提供

サッカーフェスティバルで低学年に出場機会を提供

9月23日、第23回帯広かしわライオンズクラブ会長杯キッズサッカーフェスティバルが、帯広市の十勝川河川敷サッカー場で開催され、500人を超える子どもたちが参加した。開催2日前の深夜、北海道では初めてとなる線状降水帯が当地域で発生し大雨に見舞われた。サッカー場が河川敷のため浸水被害が心配されたが、大きな被害もなく無事開催することができた。

本大会は、帯広かしわライオンズクラブ(24人)が十勝少年サッカー連盟と共同で25年前から開催している。新型コロナウイルスの感染拡大によって2年間は開催を控えたが、3年前に再開した。参加対象は小学1年生から3年生。低学年は年間を通じて出場できる大会が少ないことから、当クラブではもっと多くの子どもたちに出場の機会を設けたいという思いでスタートさせた。十勝少年サッカー連盟によると、北海道幕別町出身で現在はJ2の鹿児島ユナイテッドFCに所属している圓道将良選手は、子どもの頃に本大会に出場した経験があるという。

大会には年齢別にU9クラスが32チーム、U8クラスが21チーム、U7クラスが11チーム、合計64チームが出場し、熱戦を繰り広げた。中には女子がレギュラーメンバーとして出場するチームもあり、男子に負けないドリブルやパワフルなシュートを決めていた。将来のなでしこジャパン候補として大いに期待したい。

各クラスでブロック優勝した18チームには、選手一人ひとりに当クラブで用意したメダルを授与。受け取った子どもたちは大喜びで、中には感動のあまり泣き出す子もおり、大会主催者として心を打たれた。

当クラブが最も重点を置いている青少年健全育成の実現を目指し、子どもたちが仲間との協力、最後まで諦めない心、フェアプレーの精神を学ぶ貴重な機会となるよう、今後も本大会の継続を支援していきたい。

2025.10更新(会長/番場規真)

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