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未来を切り開く
会員拡大の取り組み
国際理事 田名部智之

国際理事に就任して5カ月ほど経ちました。この間、LCIF理事長公式訪問(名古屋)、国際理事会(インド・コルカタ)、東洋東南アジア・ライオンズ(OSEAL)フォーラム(札幌)、国際会長公式訪問、OSEALレオフォーラム(大阪)、全日本女性シンポジウム(東京)、キャンパスライオンズクラブカンファレンス(名古屋)と、インターナショナル、東洋東南アジア、全日本レベルと大きな集まりが目白押しでした。
元国際理事から聞いてはいましたが、多くの公式行事とその他の公務が国内外に頻繁にあることに加え、執筆(あいさつの原稿など)や講演依頼が多く、想像を超えたレベルで極めて多忙な毎日です。併せて聞いていたことで実際に体験して驚いたのは、国際理事会並びに委員会、懇親会の会場が強い冷房のため異常に寒いことです。北国育ち、現役アイスホッケープレーヤーである私でもズボン下を履き、使い捨てカイロを複数枚貼って参加しています。
各種会議では、国際会長を始めとする執行役員、理事、アポインティ、リエゾン、協会職員が、単一クラブ・会員がより良く奉仕できるよう、そして国際協会がより発展するよう、真剣に議論しています。言葉や文化、年齢、生い立ちが違う中で合意点を見つけて物事を決めていくのは大変な作業です。幸い、協議会議長や一般社団法人日本ライオンズの理事長を務める中で3年連続でOSEALフォーラムでの国際会議の経験があったため、面食らわずに対応出来ましたが、国内のライオンズの常識で頭が凝り固まっていたならば国際会議では通用しないだろうと感じました。一般に、日本人は言葉の壁や控えめな国民性から国際的な会議では意見を言わず、外国人と交流しない傾向があります。それを踏まえ、先輩から「しっかりと発言・行動するように」とアドバイスを受け、意識して会議に参加しています。そんなこともあり、仁科良三国際理事と共に会議でも会議外でも積極的に発言や交流をしており、理事会の中で日本の理事の認知度は高いと思われます。
理事会の委員会においては、A.P.シン国際会長の指名により会員増強委員会に配属されました。協会が最も力をいれている「ミッション1.5」「レオ・キャンパス・女性会員拡大」を担当する委員会です。数ある委員会の中でも、毎月開催される忙しい委員会です。
同委員会の中では、会員の減り続ける日本、その中でも会員減少が著しい東北出身の理事として、大変難しい立場にあります。それは、国際理事は会員拡大の手本にならなければならず、出身の国や複合地区の会員動静や取り組みが注目されるからです。委員会において会員増強補助金の承認や新たな方針作りの役割を果たすだけでなく、「ミッション1.5」を成功させるためにリーダーシップを発揮し、「人にモノを言う前にあなたはできているのか?」と問われることのないようにしたいと思います。
会員増に対しネガティブな要素しか見つからない昨今ではありますが、私は日本の会員拡大は必ず出来ると思っています。それには根拠があり、既に成果も出始めています。日本のライオンズには独自の価値観やライオニズムがあり、それが強みとなって成長してきました。その後、時代が進み、奉仕のニーズや環境が大きく変わり、その価値観やライオニズムが成長発展の妨げになるばかりか組織の減退の要因になっていると感じています。
「強い者が生き残るのではなく変化に対応したものが生き残る」と言われる通り、どのような要因や環境であっても変化に適応できた者のみが成長・発展・生き残るのだと私も思います。今年度、日本GATや地区ガバナー、GMT・GETメンバーの皆さんと成功事例の共有や具体的な取り組みを通して全国のライオンリーダーの意識に変化が生じ、ここ数年、苦戦してきたクラブ結成や会員増にめどがついてきました。持続可能で多様な奉仕の受け皿(クラブ)を増やし、奉仕の受益者のために新しいライオンズクラブの未来を共に切り開いてまいりましょう。
We Serve.
2026.01更新(国際理事/田名部智之〈青森県・八戸ライオンズクラブ〉)

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