投稿リポート 姉妹クラブ合同で
小児病棟に扇風機を寄贈

姉妹クラブ合同で小児病棟に扇風機を寄贈
小児病棟で使用中の扇風機

「小児病棟の冷房効率を上げ、入院する子どもたちと子どもたちに付き添うご家族が、より快適に過ごせるよう病室に扇風機を設置したい」

姉妹提携を結んでいる宮城県・仙台萩ライオンズクラブ(竹下直義会長/23人)と東京赤坂ライオンズクラブ(大塚隆朗会長/34人)は、仙台市にある東北大学病院小児病棟からのこのような声を聞いた。その声に応え、入院する子どもに付き添う家族を支援する活動を行っている認定NPO法人キープ・スマイリングの協力を得て、2クラブの合同奉仕事業として、東北大学病院小児病棟に扇風機15台を寄贈することになり、8月4日に寄贈式が行われた。

日本全国が猛暑に見舞われたこの夏、少しでも暑さをしのいでもらうべく、一刻も早く扇風機をお届けしたいと両クラブが連携して動いたことで、要望の声を聞いてから病棟へ届けるまで約2週間というスピードで対応することが出来た。扇風機は、子どもが羽根の部分に手を入れてしまわないよう背が高く、かつモーター音が静かなものを選んだ。

寄贈式の後、病院側の案内で病棟を見学させてもらった。入院中の子どもたちが不安にならないよう、壁にはたくさんのイラストやメッセージなどが貼られ、明るい雰囲気が作られていた。また入院中であっても学習したり、遊んだり、いろいろな本や漫画を読んだりすることが出来る環境の整備に努めておられることが良く分かった。

折しも、仙台七夕まつりの開幕を間近に控え、病棟内には七夕飾りが飾られていた。短冊に書かれた、病気の早期回復を願うお子さんの言葉を見て、ライオンズクラブとして何が出来るか改めて考えなければならないという思いを強くした。また、姉妹クラブ間で協力して行う奉仕活動の意義深さを実感する一日ともなった。

2025.09更新(前会長/田中裕美子)

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